砂糖について③

砂糖について③

砂糖について③

こんにちは!近鉄奈良駅から徒歩3分の楠原デンタルクリニックです!

前回の続きで、今回も砂糖のお話です。

白砂糖は、精製過程でビタミンやミネラルなどの微量栄養素を失った酸性食品になります。人間の体は基本的に弱アルカリ性です。そのため、酸性食品である砂糖が大量に体内に入ると、中和するために体内のミネラル分が使われます。この時、最も多く消費されるのがカルシウムなのです。体内に必要なカルシウムは骨や歯を溶かして供給されます。これが、甘いものを摂ると虫歯になったり、骨が弱くなる理由です。余計に虫歯菌が活動しやすい場を与えてるんですね!

また、糖類は体内で分解される時にビタミンB1が必要となり、そのため、ビタミンB1の摂取量が少ないと欠乏症を起こし、うつ、疲労、めまい、貧血、頭痛、浮腫、湿疹、脂肪肝、心疾患、呼吸器疾患、記憶障害といった様々な症状を招いてしまいます。

砂糖は体内のカルシウムを破壊するためイライラしてしまう働きがあり、砂糖を摂取するたびに怒りっぽい性格に。特に0歳から12歳の子供に砂糖を多く含む食べ物を与えると、将来的にイライラと起こりやすい性格に育ち、身体も太った大人になる可能性が高くなります。

お菓子やチョコレート、清涼飲料水を摂取することで、まず胃や腸の粘膜が緩み、胃潰瘍や胃炎になりやすくなります。また、呼吸器系の粘膜が緩むと風邪をひきやすくなり、鼻炎にもなりやすくなります。最も注意すべきは、脳の細胞が緩んでジャム状になってしまうことで、これは若者の情緒不安定や非行問題、うつ病疾患などに密接な関係があるといわれています。

白砂糖は、血中に取り込まれるのがとても速く、血糖値が急激に上昇します。そのため、インスリンが大量に分泌され、結果として低血糖を引き起こしやすくなります。低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとしてアドレナリンが放出されます。アドレナリンは神経伝達物質の一つで、興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモンです。アドレナリンが出すぎると思考力が減退し、集中力がなくなり、短期でキレやすくなります。

更にまた、胃がんや大腸がんの発生や増殖を抑える力を持つカルシウムが不足しガンを誘発しやすくなるという事実も見過ごせません。

他にも白砂糖の摂取が原因の疾患は、骨粗しょう症、高血圧症、妊娠異常、不眠、便秘、吐き気、肩こり、免疫力低下、認知症、アレルギー症状などが挙げられます。

虫歯、歯周病も恐いですが、もっと他にも恐い病気にかかる可能性があるのですから、小腹がすいたからと言って白砂糖を含んだ食物を摂取するのは愚かですね!

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